きららタイムアニメブログ

きららっぽいアニメはあるが、○○っぽいきららはない。

【はるかなレシーブ】第12話 感想・考察 これまでじゃない、これからも……ビーチバレーではかけがえのない一人を選ぶ!【最終回】

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お互いに全てを出し尽くした末の、3セット目、デュース。

かなたと出会いビーチバレーを知ったこの一年を振り返りながら、遥は想いの丈を込めたサーブを放ちます。

最後に勝敗を分けたのは――

 

そんな第12話「だから私たちは、かけがえのない一人を選ぶ」。

 

 

ストーリー

アバン ~ Aパート

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遠い地で試合をしている、なるあやペア。

そこに鳴り響くは、皆さんご存知の『ワクワクシークヮーサー』(笑)

どうやらスマホの着信音の様子。なんでその曲やねん! とツッコミたくなりますが、そのスマホの主はなんと成美さん……! 意外と愉快な方なんですね!

 

電話の相手はシークヮーサーのしーちゃん改め、あかりちゃん。

はるかな対エクレアの試合結果を成美さんに伝えます。

結果は――

 

 

さて、時間は戻って、はるかな対エクレアの試合の真っ最中です。

3セット目(15点マッチ)で14-14、デュースという大詰めの展開。

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取られても次に絶対取り返す!

そんな熱い両ペアの想いがぶつかり合います。

「遥、ありったけで最後決めよう」

ドライブ回転で空を切るサーブを遥が放ちます。エミリさんは体力が消耗されているのか、レシーブするも体勢が崩れます。そこにかなたのポーキーが炸裂! はるかなに点数が入り、16-15。マッチポイントです!

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観戦の舞さん、もはやはるかなを応援するファンの姿勢を隠せていません。ツンデレです。いいね!

あかりちゃんは、マネージャーの立場から両方のペアにがんばれのエールを送ります。とてもいい子。天使・あかりちゃんです。

 

「次で決めるよ」と、かなた。

「うん、わかってる」と、遥。

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「負けない」「日本一になるのは」「「私たちだ!」」と、クレアさんとエミリさん。

 

遥のサーブ。そんな中、遥は沖縄に来てからこれまでの一年を回想します。

かなたとの再会。

ビーチバレーのきっかけになった、成美さんと彩紗さんとの試合。

かなたのことを知る中で、ビーチバレーも好きになった。

エミリさんとクレアさんに誘われて入部。

共に過ごした練習の日々。

あかりちゃんのマネージャー就任。

マリッサさんがコーチをしてくれた特訓。

「私たちにはいつもビーチバレーがあったよね」

「ビーチバレーに出会えてよかった」

「みんなと出会えてよかった」

 

息もつかせぬ一進一退の攻防が続きます。

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あかりちゃんは、部の結束の証である黄色のシュシュに手をやります。

大好きな友達の誰かが勝って誰かが負ける……ほろ苦い結末が近づいているのです。そんな複雑な心境。

 

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「勝ちたい――もっと先の世界が見たい――だから――!」

遥の渾身のスパイクはクレアさんのブロックを抜けます。しかしそこにはエミリさんが走り込んでいました。ボールはレシーブされます。

エミリさんのスパイク。遥がブロックに飛んでいましたが、ボールはネットの縁に当たり、予想外の軌道に跳ねます。

コートに落ちようとするボールに向かって必死に走るかなた。レシーブに飛ぶかなたの手はボールを――捉えました!

ボールはそのままネットの向こう側へ。つまりエクレアのチャンスボールです。好機を逃さないとばかりにクレアさんの本気のスパイク。

かなたは体勢が崩れています。動けるのは遥だけ。遥に全てが託されます。

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クレアのスパイク対遥のブロック。結果は――遥に軍配が上がりました!

 

全てを出し尽くした勝負は、17-15で、はるかなペアの勝利となりました。

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悔しそうに砂を掴むも、仰向きになったクレアさんの表情は朗らか。悔しさを誤魔化しているように見えます。

対して、はるかなペアはずっと重い表情。勝利を素直に喜ぶ様子はありません。

 

こうしてアバンのシーンに繋がります。

 

電話を終えたあかりちゃんの後ろを、ドリンクを買いに行ったというクレアさんをエミリさんが追いかけます。

あかりちゃんも追いかけようとしますが、それを止めるのは舞さん。

ペアの絆と大きな敗北を知る舞さんだからこそ、今は二人きりになるべきと悟ったのでしょう。ツンデレ可愛い。

 

あかりちゃんは、はるかなの元に向かいます。おめでとうございますと満面の笑みで優勝を祝いますが、やはり遥とかなたの表情は険しい。

実はあかりちゃん、先ほど話していた成美さんから、メールで伝言を預かっていました。その内容は――

 

『優勝、おめでとう…

かなた、大空さん、

あなたたちは

勝利を喜んで。

クレアと

エミリのために』

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成美さん、めっっっちゃ良い子です。

この言葉の意味が本人の口から語られるのは後ほど。

ありがとう、成美さん。彼女の気持ちが通じ、遥とかなたは抱きしめ合います。

 

クレアさんとエミリさんは二人きりで海を眺めます。

はるかなを育てて強くしたことを後悔している? その問いかけを、クレアさんは否定します。シュシュを掲げて、

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「二人は最高のライバルで友達だから!」

「ほんと、ばかなお姉ちゃん」

二人は寄り添い合います。

涙を流すクレアさん。普段は呼び捨てのエミリさんが、「お姉ちゃん」と呼ぶところが最高に尊いですね。

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Bパート ~

ここからは試合の後日談です。

 

エミリさんとクレアさん、姉妹でも部屋の雰囲気が違いますね。

クレアさんの部屋着がやたらエロいことはさておき、シュシュを見ながら何かを決意します。エミリさんにも相談。

 

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か、貝合わせ!?

ではなくて、ガチレズ感の否めない成美さんと彩紗さんです。

 

「勝利を喜んで。クレアとエミリのためにも」

と遥とかなたにメッセージを送った成美さん。

下した相手のために勝利を喜ぶ。一見矛盾しているようですが、しかし大事なことです。

試合に勝つということは、相手の意志をも背負って、これからも戦い続けなければならないということ。

「それが勝った人間の責任」

全国優勝を成し遂げたなるあやの二人にも、勝利したが故のほろ苦い経験があったのかもしれません。しかし遥とかなたならきっと大丈夫――!

 

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そしてこっちはビーチパーティだ! 第9話にて言っていた約束が叶いましたね。

肉、野菜、海ブドウとある中で、クレアさんは分厚いステーキ肉を持って来てくれました。本物のBBQだ!

あとは海で泳いではしゃぎます。なにげに水着をビーチバレーでなく泳ぐ用に使っているのは初めてでは?

 

すると、遥のスマホに着信が。相手はなんと成美さんでした。なにげにこの二人きりで話すのって初めてでは?

かなたの今カノと元カノの会話。まさか修羅場が始まるのか!?

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なんてことはなく、ほのぼのとした優しい世界です。

かなたはもう大丈夫。私もかなたに負けないようにがんばる。と遥の力強い言葉に成美さんもほっこりです。

ご機嫌の成美さん、第2話で果たせないままになっていたアイス奢りの約束を、今度会ったらショーケース丸ごと奢りで果たすと言ってくれます。めっちゃ良い子!

じゃあまたね、と電話は終わります。良い友達になれたようです。

 

この辺りのボーカル付きのBGMがなんとも素敵。

「ここの海ってこんなに綺麗な音だったんだね」

大きな戦いが終わってようやく一息ついた感じ。引っ越し、転入、練習、試合、と色々あって気づけなかったけど、今になってわかるこの場所の美しさ。エモい。

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「遥と一緒じゃなかったら、ここまでこれなかったから」

「ここまでじゃないよ。これからもだよ!」

大切な出会いを胸に、これからも進み続けます。夏はまだまだ終わりません。

 

比嘉家に飲み物を取りに行くかなた・あかり・エミリ、待機する遥・クレアに分かれます。

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珍しく、妹のエミリさんが姉のクレアさんのお尻を叩くセクハラ。決勝戦を通してエミリさんは一皮剥けたということでしょうか。ここの照れるクレアさん可愛すぎか!

 

飲み物組では、あかりちゃんのおかげで部がバラバラにならなかった、と話をします。全国進出のかかった試合の後ですから、本当なら部が分裂するほどのギスギス展開があってもおかしくはありません。

あかりちゃんは謙遜で否定しますが、やはりみんなの仲を取り持ったのは、彼女の貢献です。みんなで着けた彼女のシュシュが心を繋ぎ止めてくれました。

あかりちゃんマジ天使。

しかしエミリさん、今日はシュシュを着けていません。そのわけは……

 

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待機組の遥とクレアさんはラリーをしていました。青い海を背景に、美しい光景ですね。

最後のポイントは絶対に取れると確信していたというクレアさん。対して遥も、ブロックで絶対に止められるという自信があったようです。そのわけは、

「私のブロックはクレアが教えてくれたブロックだから」

遥の言葉にクレアさんはハッとします。

「ありがとうな、遥。信じてくれて」

敗北の悔しさを完全に払拭できたのかはわかりません。けれど、最高のライバルであり友達として共に切磋琢磨し合ったことは報われたのではないかと思います。

 

「今度は私が遥を信じる番だな」

クレアさんは遥に、姉妹の二つのシュシュを託します。

「勝てよ、遥。私たちの分まで」

受け取る手と渡す手が、震えます。遥は勝つ責任を、クレアさんは負けた後悔を改めて感じたのかもしれません。

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しかし、それも一瞬のこと。遥は力強く頷き、シュシュを受け取るのでした。

 

集まったみんなで、円陣を組みます。これから本選がんばろう!!

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「おー!」

遥はシュシュを合計三つ装備。第1話のアバンに繋がるわけですね。

 

いつものように試合形式の練習が始まります。

遥の語り。

「世の中には二種類のスポーツがある。個人競技と団体競技だ。そして団体競技の中でも二人でしかできないスポーツ、それがビーチバレー」

「広い砂浜の中に立った二人だけ。だから私たちは、かけがえのないひとりを選ぶ!」

まさに本作のテーマでしたね!

 

 

エンディングです。

歌詞は二番。ノートの右側にはこれまで紡いできた思い出が映ります。

 

そして、第八話で伏せられていた絵馬。

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それはみんなで書いた、各々の全国制覇の想いでした。

 

『大きな声で叫ぼう 君のために Wish me luck! Wish me luck!』

『声合わせて叫ぼう 君のために Good luck! Good luck!』

『また明日』

ペア、ライバル、友達……。今だからわかる、様々な「君」が読み取れますね。

 

 

まとめ

最高の試合でした! 勝ったはるかな、想いを託すエクレア、みんなを見守り心を繋ぐあかりちゃん……まっすぐな彼女らの姿が素敵な未来を予感させます。

 

まずは、クレアさんとエミリさん。

エミリさんの試合後に「お姉ちゃん」呼びは卑怯ですって! エミリさんはもう、かっこいいお姉ちゃんを支え、ときに引っ張っていける存在になれていると思います。だからこそ、後日談で姉のお尻を引っ叩けたのでしょう笑

クレアさんは敗北しましたが、その戦いと想いはきっと報われると私は信じています。それでも今は完全ではなくて、次ははるかながなるあやに勝ててこそでしょう。遥に渡したシュシュには「勝て」だけでなく「私を越えて強くなれ」という想いもあるのではないでしょうか。あとは「私を倒したブロックで成美を倒せよ」とか。遥から「クレアに教えてもらったブロックだから勝てた」と聞いたときの心境、やっぱり嬉しかったのでは。

 

大天使のあかりちゃんはビーチバレー部の立役者と言っても過言ではないと思います。

かなたとエミリさんが言ったように、部のみんなが試合後も一緒にいられるのはあかりちゃんのシュシュのおかげです。試合が終われば友達であり応援する仲間であること――それを気づかせてくれるまごころこもったアイテムです。

対決している両方のペアを応援する、というのは難しいことです。それでも彼女は最後までそれを貫き通しました。友達を大切に想う気持ちの大きさが、見ていて実感できますね。

初めて登場した頃のアイドル志向キャラからの成長ぶりは、ある意味全キャラの中で断トツだと思います笑

 

遥とかなたの尊さはもはや言うに及ばず。

かなたは過去の自分を取り戻し(レシーブ)、未来に向かおうとしています。彼女にとってのエクレアへの勝利は一つの目的達成に近くて、だから遥に感謝と「ここまでこれた」の言葉が出たのでは。遥は「これからもだよ」と返します。過去と現在を見据えるかなたと、現在と未来を見据える遥は対照的です、そんな凸凹な二人が信じ合い、がっちりと嵌るのが本作のテーマそのもの。まさに最高のカップルです。

遥が弱気になる場面は少ないものの、そんなときにいつも手を差し伸べてくれるのがかなたです。かなたは強いし、昔より今の方が強い、かなたともっと先に行ける――そんな風に遥が思ってくれることが、きっとかなたの力になっているはずです。

 

遠くからエールを送ってくれる成美さんと彩紗さん、ツンデレの舞さんと優しき先輩の愛衣さん、いつも味方の温かいおばあちゃん――素敵な人の出会いにも恵まれましたね。

第1話アバン、はるかな対なるあやの試合の本番が楽しみですね。

ちなみに全国大会編は原作第六巻からですよ! 映像化もぜひお願いします!

 

 

本作全体に少しだけネガティブな意見も。(苦手な方はスルーしてください)

一つ目は、時間の流れです。中盤で、10月頃→正月→6月頃(?)と、時期が飛び飛びになっていました。これにより遥たちの成長がわかりづらく、感情移入し辛い部分があったと思います。間を補完するような描写が欲しかったですね。

二つ目は、試合展開のパターンです。序盤の対なるあや戦、対あいまい戦の時点で綺麗な絵・良い作画で描かれていたのですが、それ故に、最後の対エクレア戦との差異がはっきりしないと思いました。つまりは、はるかなの強化前と後で動きにあまり違いがない。トップクラスの試合らしさがもっと見たかったです。

三つ目は、日常回の不足です。本作はビーチバレーの試合に重点を置かれていますが、普通に沖縄で遊んだり学校生活を楽しむ話がないのはもったいなかったと思います。せっかく遥には都会っ子・転校生という属性があるので。日常回を挟むことで、一つ目の問題の解決とも両立できると思います。

 

 

このアニメへの個人的な評価は、S評価とさせていただきます。

一進一退の白熱する試合、南国らしい音楽と美術が素敵でした。そしてなんといっても遥とかなたを始めとした「応援したい」「尊い」キャラたちがたくさんで、見ていて飽きることはありませんでした。

 

声優さん、アニメスタッフさん、如意自在先生、

遅ればせながら、本当にありがとうございました!!

 

 

以上となります。

長くなりましたが、最後まで読んでいただけたなら幸いです。

ありがとうございました。

 

(余談になりますが、この記事をアップするのに半年以上も経過してしまいました。誠に申し訳ございません)